桃の木陰に佇めば、蘇る、 |
|
かぼそい枝のまだ幼かった頃の桃たちのこと、 |
|
果樹も人と同じ、この子達も幼いころは |
|
抵抗力が無くて病気ばかりでした。 植樹後八年後くらいからでしょうか・・・ |
|
ようやく美味しい果実を実らせてくれるようになりました。 |
|
今年で十三年、たくましい枝を張った青年の桃たちが |
|
元気な果実を沢山実らせてくれています。 |
|
袋かけが済んだ中生(なかて)や晩生(おくて)の桃畑です。 |
|
|
今年から桃を守る袋は、茶色と半透明の二重袋、 |
|
桃が生長する間は二重袋で、 |
|
病虫害や真夏の強い陽射しから、しっかりガード |
|
成長とともに茶色の袋を破き、残った半透明の袋で、 |
|
太陽の恵みを吸収しながら収穫の日まで過ごします。 |
|
日焼けでお肌が荒れぬよう、 |
|
赤くきれいな美味しい桃に育つよう、 作る人のこだわりですね・・・。 |
|
|
|
 |
苗木植樹後四年目の春の写真です。
たくましく育った中生(なかて)や晩生(おくて)の桃たちも
こんなに若く初々しい姿でした。
この桃畑は日当たりは良いけれど、風の当たる土地柄
防風ネットは必須アイテム、
青と白のネット組み合わせて桃畑を囲っています。
幼い頃の桃の葉や実は、
台風はもちろん、少し強く吹く風にさえも弱く、傷つき、
傷口から病原菌が浸入し瞬く間に広がってしまうのです。
傷ついた葉は光合成が出来なくなって、
樹の成長も遅れがち、
樹の成長が楽しみだったあの頃、
ザワザワ・・・と風の音を聞くだけで
桃は大丈夫かしらと、心配したものでした・・・。
 |
※中生桃(なかてもも)
7月中旬から下旬に収穫する桃
品種名:白鳳(はくほう)
※晩生桃(おくてもも)
長い熟成期間を経て8月初旬から中旬に収穫する桃
品種名:嶺鳳(れいほう)
川中島白桃(かわなかじまはくとう)
|
|
|