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昨年2016年の写真です
桃畑に真っすぐ伸びた竹棒と、カラスのお話です
「からす なぜなくの
からすがやまに かわいいななつのこがあるからよ
かわいい かわいいと からすはなくの
かわいい かわいいと なくんだよ
やまのふるすへいってみてごらん
かわいいめをしたいいこだよ」
この童謡を口ずさむと、何かしらお母さんが恋しくて
胸がキュンと切なくなってしまいますが
今どきのカラスは「カア カア」と鳴かずに
「ガア ガア 」と不気味に鳴きます
ガア ガアと仲間を呼んで
みかん デコポン 木なりネーブル 清見オレンジ
夏になるとスモモや桃を
お行儀悪く食べ散らかして
山のふるすへ帰ってゆくのです
かわいい かわいいと聞こえるあの鳴き声は
どこへいってしまったのでしょう・・・
写真の竹棒の先に黒くて細い線を結び
四方に張り巡らせています
これから実るスモモや桃を
カラスから守るための苦肉の策
カラスは見えない線に翼が触れることを嫌うのだとか
昨年は何とか守れたけれど
今年は大丈夫かしら・・・
カラスはお利口だから・・・
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