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   ネーブル畑
 季節の果物屋さん
農園めぐり
ようこそ!ここがネーブル畑です。山のなだらかな傾斜地に植えられたネーブル、
温暖な気候に恵まれすくすく育っていますよ〜

 春は剪定春肥(はるごえ)で始まります。
 剪定は、果樹たちの休眠期の2月から3月にかけての
 農作業で、実のならせ方、枝の張らせ方を考えながら
 仕上げていきます。しっかりした花をつけるための
 春肥は花の咲く前に施します。

 花は5月初旬から咲き始め中旬頃が満開、
 みかん、八朔とほぼ同じです。
 八朔に比べほっそりした
 花弁で葉も小さめです。

 夏の大切な仕事は病虫害防除摘果
 そして除草、梅雨肥、作る人が
 一番しんどい(疲れる)仕事をする時期です。

 農薬散布は5月から8月まで4回行います。
 天気予報とにらめっこで早め早めの
 準備を怠りません。
 除草は6月の雨季、刈っても刈っても伸び放題の
 この時期だけ除草剤に頼ってしまいますが

    草刈機での除草が主で、草は土に還って 自然の有機肥料となり美味しい果物を
    育ててくれます。
そして、雨と一緒に地中に沁み込む梅雨肥
    花の後に結んだ実が、しっかりと元気よく育つよう施します。

満開が済むと花びらは散り始め
地面を白く覆います。
その後に、小さい実を結びますが、
沢山の花をつけ、結実が過剰な時は多めに、
結実の少ない年は少なめに、
生理落花
と言って、
ネーブル自身が実を落とします。
写真は直径は約1、5センチの頃です。
     
     7月の終りごろはもうこんなに、
     実が膨らみました。
     直径約4センチ、生理落果が終わって、
     着果状態を見ながら摘果が始まります。
     雨の少ない年は実は小さめで、
     適度な雨は、実を大きく育ててくれます。

     摘果作業は実の直径が
     約3センチ〜4センチになる7月から8月にかけて行います。
     ネーブルや、八朔は大きく育って欲しいので、
     まず、この子達から摘果を始め、
     そのあと、極早生みかん、早生、中生、晩生へと繋ぎます。
     摘果時期の大きさに満たない発育不良果、病虫果、強いスリキズ果は
     摘んでしまいます。その年の作柄を見ながら、
     木の性格を見ながら
の作業です。
 カメラを傾けて写したの??
 いえ、ここは急な斜面の段々畑、
 摘果作業も、収穫も、農薬散布も、
 ずり落ちないよう
 足を踏ん張らなくてはなりません。
 取り損なって落としてしまったネーブルは、
 「あっ!」という間にコロコロ!
 止まる事を知りません
(´o`)
 でも 水はけが良くて
 美味しいネーブルを
 作るには良い条件なんですよ♪

10月中旬頃は直径約7cmくらい、青いうちは、まだまだ
大きく育ちます。青い実の傍に
写真のように
裂けてしまったネーブルを
見かけます。

果実の成長に果皮が
負けてしまいました。
ネーブル全体が順調に
大きくなっている証です。
お天気が続いて、雨がたっぷり降ったあとは、水分を吸い上げて急に大きくなって裂け、
こんな状態に成ってしまうことがとても多いのです。


農作業は、みかんの収穫の前に、ネーブルや八朔への秋の施肥、
摘果を終え、枝に残したネーブル達が元気にすくすく育ちますように・・・・
秋はネーブル達も食欲旺盛です!
そして草刈「がんど」の駆除
一日という日がもっと長ければ良いのに・・・・ と思う季節です。
「がんど」と言うのはカミキリムシのことで果樹の幹に入り込み卵を産み幼虫になると木の養分を奪って
木を枯らしてしまう昆虫です。「がんど」の駆除は果樹のために、とても大切な仕事なのですが
つい怠りがちになってしまう仕事の一つです。
濃い緑色のネーブル畑に
黄色い点々が見えてきました。
忙しく農作業している間に、
もう秋の訪れ・・・・・
知らぬ間に
季節の風は、果物達を育てながら、
農園を吹き抜けてゆきます。

美味しく大きく育っていますように・・・・ 
みかんの収穫をしながら
眺めるネーブル畑です。

  すこ〜し青みを残して色づき、
  秋の陽射しを浴びるネーブル、

  黄色く色が変ってくると、生長は止まり、
  秋の深まりと共に酸味を甘味に変えながら
  熟してゆきます。
  美味しく熟れてくるのは12月・・・。

 12月の終りごろには
 ネーブルは、どの子もこの子も、
 こんなに黄色く熟します。
 自慢のお臍もしっかり見えてますよ〜♪
 お正月は目の前、
 みかんの収穫の後、
 はっさくの収穫と交互に、
 ネーブルの収穫が始まります。
 猫の手も借りたい年の暮れ〜^ ^
 ネーブル畑は、
 春に収穫する木成りネーブル達の
 生まれ育ったところ、
 ネーブルの収穫しながら、
 美味しい大きさの、キズのない玉を選んで、
 一つ一つ手作業で袋に包んで枝に
 残します。袋に包まれたネーブルは、
 長く冷たい冬を、木の枝で過ごし
 春風が頬を撫でる頃、
 甘さを一杯蓄えてお目見えします。
木成りネーブルは、春まで木に成らしておくので「木成り」と呼びますが、
年末に収穫するネーブルと同じ品種です。
        ネーブルの木の懐(内側)に
        成った果実には、
        薄いけれど伸縮性のある
        布の袋で包みます。
        伸縮性があるので
        作業がとても簡単なのです。
 冷たい風を受ける木の外側の果実へは
 ニ重になって保温力のある紙製の袋で包みます。
 一つ一つホッチキスで紙袋の口を
 根気よく留める作業、 
 作業しながら思います・・・。
 出来るなら、暖かい毛糸の袋で包んであげたい!

春まで成らしておくネーブルの木は、まだ休めないけど、
収穫を終えて、身も心も軽やかになったネーブルの木は休眠期に・・・・
年が明けて剪定が始まるまでゆっくりとおやすみ〜♪


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