| 農薬について |
| 私達農園は、果樹の健康を守るため、果実の健康を守るため、 |
| 必要最低限の薬剤散布を行っています。 |
| 春から夏にかけての時期は、 |
| みかん、ネーブル、八朔、桃、スモモ、それぞれが、 |
| 色んな病気にかかり、虫の被害も受けます。 |
| 無農薬でこの時期を乗り越えることができれば、 |
| どんなに良いかしらと思いますが、農業で生きる私達は、 |
| これからも長く果樹の健康を守っていかなければなりません。 |
| 人も、幼い頃から、予防接種をしたり、 |
| 抗生剤を服用したりしますね、 |
| 果樹も、その年々の樹の状態や、天候に応じて、 |
| 人と同じように、適切な薬剤散布が必要なのです。 |
薬剤については以下の事を確認しながら使用しております。 |
| ・ 農薬の種類(登録農薬) |
| ・ 濃度(水に溶かして使用するため) |
| ・ 使用時期(残留農薬の危険性) |
| 除草についても、草刈機を主に使い、安心安全な果物を |
お届けできるよう取り組んでいます。
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| 肥料について |
| 桃畑、スモモ畑、みかん畑、どの畑も魚粉を主のオール有機で、 |
| それぞれの果樹に合った有機肥料を、 |
| 量、回数、時期を決めて施しています。 |
| 肥料は多く与えすぎても、不足してもよくありません。 |
| 美味しい果実が育たなくなり、 |
| 病気にかかりやすくなってしまいます。 |
| 人も食べ過ぎてお腹を壊したり、栄養過多で成人病になったり、 |
| 栄養失調は、色んな病気を引き起こすことは |
| 言うまでもありませんね。 |
草刈機で刈った草は自然がくれた土にやさしい有機肥料、
刈った後から、畑の土に還します。 |
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| 果樹の管理 |
| 正しい農薬散布、適量の有機肥料の他に、 |
| 果樹を健やかに育てるために、作る私達が |
| 果樹と向き合い、果樹たちの声を聞きながら、 |
| 手入れしてあげることが、とても大切です。 |
| <剪定せんてい> |
| 収穫を終えた果樹たちの休眠期(冬季)行います。 |
| 来年も、新しい芽を出し、枝を延ばし、健やかに |
| 成長することを願って、行う作業です。 |
| 剪定することで、枝々を風が吹き抜け、太陽の光が |
| どの枝にも射し込み、果実に甘みが増します。 |
| 剪定の後の果樹たちは、とても気持ちよさそう♪ |
| <摘蕾 てきらい> |
| 桃のみに行う蕾を摘み取る作業で、 |
| 果実を育てるために不利な、枝の上部の蕾、 |
| 枝の先端の蕾、枝の分岐部分の蕾を摘み取ります。 |
| 桃は、枝一杯に蕾を付けますが、 |
| この蕾を咲かせるために、沢山の栄養を使うのです。 |
| その負担を少しでも軽くしあげ、残した蕾が実を結び |
| 健やかな果実を育むよう、 |
| 蕾の時期に行う大切な作業です。 |
| <摘果てっか> |
| 摘果はどの果物にも必要な、 |
| 実を太らすための作業ですが、 |
| 樹のためにも、必要な作業です。 |
| 沢山の実を付け、育てるのは、樹にとって、大変な負担で、 |
| 特に、みかんなど、そのままにしておくと次の年には、 |
| 「わたし、ちょっと休みます!」と、 |
| 花も実もつけてくれません。 |
| 大人の木になると、より、この症状が強くなります。 |
| 「隔年結果」と言いますが、樹も疲れた体を休めるのです。 |
| 人と同じですね・・・・・ |
| 摘果は、柑橘も桃もスモモも、一度に済ませず、 |
| 果実の様子を見ながら、2回から3回に分けて行います。 |
| どの作業をするにも、時期(適期)があって、 |
| 年毎の気候の変化に心を配りながら、 |
的確に終えることが大切です。
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| 自然のやさしさと厳しさ |
| 太陽の恵み、大地を潤す雨水、果樹園にそよぐ風 |
| 豊かな自然の中で、農作業に勤しむ私達ですが、 |
| ひとたび大きな災害があると、 |
| 自然の力には何をする術もありません・・ |
| 近年の地球温暖化による気候の変化にも不安がつのります。 |
| そんな中で、私達に元気を与えてくれるのは |
| 農園の子供達(果樹)です。 |
| 台風、豪雨、干ばつ、寒害など、 自然の厳しさに傷ついても、 |
| 季節の移り変わりの中で、新しい枝葉を増やし、 |
| 花を咲かせ実を結び育ってゆく農園の子供達(果樹)に、 |
| 次の季節への勇気を、私達は貰っています。 |