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春だよ♪
2月から3月は剪定
作柄の良し悪し、木の良し悪しを決める大切な
農作業です。どのように実をならし、
どのように枝を張らせようかと考えながらの作業、
樹形を眺め枝を眺め慈しむように、
澄んだ空気の中に鋏の音が響きます。
剪定芝は小さく切って畑の土に還します。 |
4月、5月、百花繚乱の季節に
みかんの花はつつましやかな
可憐な花を咲かせます。
5月初旬には5弁の
白い花びらを 開花させ
中旬頃満開となります。
野道を通ればふくいくとした香り、
立ち止まってうっとり・・。
この香りをお届けした〜い♪
柔らかな新芽も伸び始めていますよ♪
来年花をつけ実を結ぶ大切な枝、
この営みを繰り返しながら果樹達は
大人になってゆくのです。
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夏です!
夏は農薬散布、5月の終り頃から始まります。
手を抜けば発生する病虫害、果樹や幼い実を
守ってやらねばなりません。私たちは、
病虫害防除の的確な時期を逃さず、
散布を行い、できる限り回数を
抑えたいと思っています。
たくさん花をつけ、花びらを散らせた後
大きい子、小さい子、鈴なりに
実を結びました。
大きいのは直径1センチくらいです。
「みんな一緒に大きくなぁ〜れ」
もう少しすると摘果という試練が待っている
みかんの幼い子供達です。
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7月の終りごろには約4センチまで 大きくなりなります。
この時期みかん達は甘さを蓄えます。
厳しい暑さ、強い日差し、そして日照り、
辛く苦しいことが
みかん達にとって美味しさの源なのです。
夏の暑く厳しい仕事(摘果)も、
この子達と一緒だから
できるんだなって思います。
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マルチ栽培法
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摘果は極早生から始め、順次済ませます。
その年の作柄で違ってきますが
結実の多い年は2回に分けて行い、
仕上げの摘果は9月まで続く年があります。
熟期のL.M.Sを目指して摘果基準に
満たない発育不良果、強いスリキズ果は
丁寧に摘み取ってしまいます。
8月の終りにはマルチ栽培法に
適した畑への
マルチを敷く作業が始まります。
美味しく育ったみかんが
秋雨に壊れることがあるのです。
このマルチ栽培法は美味しく育ったみかんを
秋の長雨から守り、
水っぽくなるのを防いでくれます。 |
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秋・・・♪
みかんの色づきをみるとしみじみ秋の訪れを感じます。
秋は収穫!!天候の不順で私たちを
心配させたみかんたち、心配した分、なお可愛く、
「よく実ってくれたね〜」とねぎらってあげたい。
収穫の合間にはみかんたちへの施肥も大切な農作業。
木の性格をみながら量を決めて行うのです。
やはり、長年の経験と勘が大切だなと思います。
ご苦労様の気持ちを込めて、
みかんの木の回復を願いながらの作業です。
みかんへの施肥は
年に1回魚粉を主の有機肥料です。 |
そして冬・・・・。
1年の出来事が走馬灯の様に巡ります。
収穫の忙しさの中で感慨無量・・・
そして新しい季節はすぐそこに!
コンテナで我が家に帰るみかん達、
傾きかけたお日様が家路を
急がせているようです。
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